2008年2月23日土曜日

荒涼2 



あの人は風だった
あの人は炎だった
風はやみ
炎は消えた
荒涼とした砂漠に
透明で無音なるものが
ユラユラと立っていた
たしかに立っていた
何億万年も後に
それも消えた


この詩も、独身時代に、東京で書いたものだ。

ガリ版で同人の文集を発行したときのものである。
1972年から3年頃のもの。
その文集の後書きに自己紹介とあって、

「恋人は、いません。
好きな画家、モディリアニ。
子供の頃、ウオルトデズニーは夢を与えてくれました。
好きな花はコスモスと薊の花。
嫌いなもの豚肉とフライ。
現代の異端児のひとりだと思っている。
いまや、同じ世代の仲間たちに、ついてゆけなくなってしまった。
フランスへ行きたいな。
帰るところなし、行くあてなし。のんびりいきて生きて行くつもり。
詩を書いたり、絵も描くけど、その道で食っていく考えは無い。
汎神(はんしん)論者。
夢は持っているけど、まだ、その構想が、ぼんやりしている。
感動した映画「明日に向かって撃て」。
好きな歌手はアンバータン。
信条「愛は生命そのもである」
風は僕のメルヘン、詩的に感じる。
理想の女性、清楚で家庭的な娘。
現在、美術専門学校でイラストを学ぶ。
鷹美アトリエ村に通い裸婦デッサン(クロッキー)を学ぶ」

と書いてある。

あー恥ずかしい。よくもぬけぬけと書いたものだと思う。

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