斉藤三郎の詩集です。
自我の没却とか
自我の超越とか
言うけれど
考えは
理屈は
わかるけど
書いても
自我がわいてくる
しみついた自我を
洗い流すのはむずかしい
洗っても
落ちない自我
だけど
書かないと
書いてみないと
自我の垢は見えない
書いては
洗い流し
洗い流してゆくしかない
それほど
しみついている
自我という垢
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